EFL Club 開校20周年のお礼③ 保護者の方々へ伝えたいこと
EFLについて
投稿日:2016.07.29
私たちが目指している英語習得というものは、水泳に例えれば全国大会を目指すようなものです。25m泳げるようになった(ある程度コミュニケーションをとれるようになった)からと辞めてしまっては、波のある海では泳ぐのを躊躇することになってしまうでしょう。
週1回50分という限られた時間の中で、年齢やレベルによって細かく設定している目標を1つずつクリアし、バランスよく英語の技能を身に付けていくには、やはり長く通っていただくことが理想となります。
長く通っていただくためには、保護者の方々のご理解が絶対に必要です。
それでもやはり、例えば転勤やおうちの事情等に伴って、成果が得られる前にEFLを辞めなければならないときがあるということも理解できます。
退会を希望される保護者の方や生徒さんには、私の口から直接、「今辞めてしまうと、○○のレベルまで伸びるはずのものが△△のところで止まってしまいますよ」と話すことがあります。以前はこのようなお話しをしていませんでした。しかし、 EFLを辞めたあと後悔をしたという方がこれまでたくさんいたので、もったいない退会の時には特に、長年の経験からわかっていることを正直に話す義務が、自分にはあると思うようになったのです。
私が言いたいのは、EFLを辞めないでください!ということでは決してありません。今辞めてしまうとどうなるか知ってもらい、続けることの重要性を理解してもらいたいのです。
長く続けるためには、英会話スクールを選ぶときに、信頼ができるスクールなのか、望む目標に合った教育を行っているのかどうかをしっかりと確認した上での入会が必要です。
雰囲気や立地、または月謝といった、教育の質や内容ではないもので選びがちな人が多いように見えます。
ですが英会話を習うには、お金だけがかかっているのではなく、子どもの将来もかかっています。
ですので、うちに通っていただいている保護者の方々には、正しい教え方やカリキュラムなどについてたくさんお話しをさせていただくことで、EFLを1つの基準とし、転勤先で見つけた新しいスクールの善し悪しを判断する正しい目を養ってもらいたいなと思っています。
それを保護者の方にお伝えしていくのも、私たちの大事な役目です。
このような20年間の取り組みを通して、札幌の子どもたちの英語教育や保護者の方々のお役に、ある程度立てたかなと思っています。これからの20年はもっと形態を広げて、外部の子どもたちやその親、そして地域社会の力になっていくのが私の夢です。
日本の小学校の英語教育を良くしたいのはもちろんです。札幌にEFLが必要なくなったときは、小学校の英語教育が整ったときです。究極はそこを目指したいです!
他には、人間関係が希薄になっている現代の子どもたちの、想像力や問題解決力、コミュニケーション力といった健全な力を育てることで、英語教育にとどまらず、人間としての教育をしていきたいです。あとはお母さんたちの育児のサポートももっとしたいと思います。
やりたいことがいっぱいです!
EFLでの経験から、子どものうちからの英語教育にやはり意味があり、自分がそのための力になれると確信でき、子どもが好き、お母さんたちの力になりたい、と思ったからこのような夢を持つことができました。
夢を広げられたのは、20年間の保護者の方々と生徒さんたちのおかげです。
いつ叶えられるかわかりませんが、皆さんにいただいたこの夢を原動力として、今日からまた気持ちを新たに21年目を歩んでいきたいと思っています。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。