EFL Club 開校20周年のお礼② 20年間力を注いできたこと
EFLについて
投稿日:2016.07.26
開校記念日から1週間が経ちましたが、Facebookにはたくさんの方から心のこもったコメントや「いいね」をいただきました。皆さん本当にありがとうございます。
今日もまた、開校当時のことを思い返しながらブログを書いてみたいと思います。
前回はEFLの信念を定めたときのことを書きました。
自分の経験や感覚から、その信念が正しいという確信があったからスクールを始めたのですが、それでも、これで本当に合っているのか合っていないのか、初めは不安でもありました。
しかし、保護者の方々にはお月謝を払っていただいています。お金をいただくからには、不安でも立ち止まるわけにはいかず、成果をしっかりと出さなければと思っていました。
ですので、私がまず力を入れたのは、子どもの言語習得に関する研究をし、子どもの英語教育についてよく知ることでした。
そして、それに則って先生たちのトレーニングを徹底させスキルアップをはかると同時に、洗練された教材を作り、カリキュラムをより良質なものにしていきました。
そうすると成果が出て、それが自信となってさらに研究が深まり、トレーニングもカリキュラムも改良が進み、その結果また成果がついてくる。
その繰り返しに必死でした。
すると徐々に、子どもたちが目標に到達するために何が必要なのか、よく見えてきました。
…このように書いていると、まるで順風満帆な20年間で、私は強靭な精神を持つ恐ろしい校長だと思われるかもしれませんが(笑)、スクールをたたんでオーストラリアに帰りたい!と思うことも、実はないわけではありません。
開校当初は私もレッスンを持っていたので、当時まだ小さかった娘たちと過ごす時間を削って出勤し、同じ月齢のお子さん達のレッスンをしている最中は、なんだかとっても寂しい気持ちにもなりました。
そして、多くの職場によくあることだと思いますが、本当なら助け合うはずのスタッフとうまくいかず、人間関係に悩んだこともあります。こんな思いまでしてどうして外国で生活しなきゃいけないのかと、あのときは本当に辛い思いをしました。
また、高レベルなレッスンとなるべく安くしたいお月謝の間でもいつも思い悩みます。私は常に、通ってくれている子どもたちのことを最優先に考えるので、教材やカリキュラムは自分の手でしっかりと作りたいし、成長していく子たちに合わせて新しいコースを増やしたいし、そのためにスタッフの教育にも力を入れたいので、体がいくつあっても足りません。
私もそうだったので、今まさに小さいお子さんを抱えて必死で育児をされ、またはさらにお仕事とも両立をしながら日々がんばっているお母さんたちの大変さはよくわかります。疲れ果ててしまう毎日ですよね。そんな中、いつもご協力をいただき本当にありがとうございます。
次回はそんな保護者の方たちに伝えたいことを書きたいなと思います。