やはり小学生の聞く能力は高い!
英語教育について
投稿日:2016.07.01
小学生コースはレベル1からレベル6に分けられていますが、レベル1からレベル4までのグレードでは、スクール独自のカリキュラムに沿って勉強しています。レッスンで勉強した内容を復習するために、定期的に宿題を出しています。上のグレードに上がると読む課題や書く課題もありますが、全グレードの宿題にリスニング課題が多く含まれています。
リスニング課題のオーディオは私の声で録音しているのですが、英文をどのくらいのスピードで読むべきか悩みどころでした。
リスニング能力というのは、スピードだけではなく、単語同士をつなげた話し方(リンキングと言います)を聞き取れるかどうかにも関係があります。また、文中で低く短く弱く発音される文法の役割を持つ単語(it's, to, your, theなど)をどこまで聞き取れるか、ということとも関係があります。
先生たちは、レッスン中どのグレードでもネーティブスピードで単語を繋げ、単語の強弱をつけて、自然な英語を話しています。必要に応じてキーワードを繰り返したり、ジェスチャーをつけるなどして理解しやすいように工夫をすることもありますが、「自然な英語を聞き取れるようになる」というとても貴重な能力が生徒さんたちの身につくよう、先生たちは自然な話し方を常に心がけています。
今回宿題のオーディオを録音する時に、レッスン中と同じように自然に話すべきか、それとも話し手の口が見えない分少し遅めにするべきなのか…。宿題ができないとストレスになるお子さまや心配される保護者の方がいらっしゃるので、ここは慎重な吟味が必要でした。
熟考の末出した答えは、ネーティブにとってナチュラルなスピード、リンキング、強弱で録音する、というものでした。
EFL Clubの考え方は「本物の英語を教える」なので、やはり自然な英語でなければいけないと考えたからです。
自然な話し方のオーディオは、どうしても難易度の高いものになってしまいます。しかし、先生たちが毎回オールイングリッシュかつネーティブスピードでレッスンを進めているため、生徒さんたちのレッスン中のリスニング能力はかなり高いレベルにあります。その高さを信じ、彼らが毎回少しの努力で乗り越えられるレベルを宿題として設定することにしました。
結果、生徒さんたちは本当によく努力して取り組んでおり、好調な成果があらわれています。保護者の方々からも、一緒に聞いていてリスニングの速さに驚き、さらにお子さんがすらすら解いていることにもっと驚いた、という嬉しいお声をいただきました。