小学生の専門コースのご紹介
EFLについて
投稿日:2019.01.29
EFLには、基本コースのほかに、2つの『専門コース』というものがあります。1つは小学生向けの『エクステンションコース』、そしてもう1つは小学生や中学・高校生のための『パワーコース』です。今日はその2つの内容について、説明したいと思います。
エクステンションコース
エクステンションコースってなに?
ファンデーションコース(小学生の基本コース)では文法や単語などを勉強して、話す(上のレベルでは読み書きも)練習をします。このような意識的な学習はこの年齢には必要不可欠なことです。エクステンションコースは、ファンデーションコースで学んだことを活かして、もっとたくさん英語を聞きそして話すためのコースとして誕生しました。
具体的にどんなことをするの?
新しくなったエクステンションコースでは、CLIL(クリル)と言って、英語で算数や理科、社会などを勉強します。といっても、ただ計算をしたり惑星の名前を覚えたりするのではありません。5−3がどうして2になるのか、モノを使い手を使って実際に理解を深めてもらうレッスンです。実験などを行う章もあるので楽しいですよ!種を植えて何日経ったらどれくらい伸びる、というような観察日記をつけたりします。
このやりかたにはどんなメリットがあるの?
子どもたちにとっては、学校である程度勉強をしている内容とかぶっているはずなので、結果を知っているからこそ『どうして5−3が2になるのか』『植物が成長するには何が必要なのか』という実証や実験の過程、また内容そのものに集中をすることができます。英語はそのためのただの手段。自分の英語を評価されているわけではないので、「一緒に知ろう、調べよう」という姿勢の先生たちと一緒に、たとえ話すことに抵抗があるシャイな子でもストレスを感じることなく、興味を持って参加することができます。このようにリラックスした状態で、目の前の真実や自分の生活に結びついた意味のある豊かなインプットを耳からたくさんたくさん入れることになるのです。そしてもちろん、聞くだけではなく、ペアやグループ、またはクラス全員でやりとりの練習をたくさんします。
どんな成果が得られるの?
知らず知らずのうちに会話の基礎が身につくため、ファンデーションコースのレベル5・ジュピターグレードの後半からいよいよ積極的に会話練習が始まったとき、また中学生以上のコースに上がってより長い会話を続けるための訓練が始まったとき、上達が他の生徒さんよりぐんと早くなります。
子どもが疲れないか心配で…
内容は濃いですが、楽しいことをやっているので疲れません!ファンデーションコースと続けて受講するとトータルのレッスン時間が約1時間半になるので、本人の体力を考えて受講を迷っている方もいらっしゃいますが、楽しくてあっというまに過ぎてしまいます。年度途中から始めたりやめたりするより、子どもの進歩やレッスンの楽しさを信じて4月からスタートし、1年間は続ける、という決断をされることをおすすめします!公園で遊んでいるときやビデオゲームに集中しているときの子どものエネルギーを思い出してください!面白いものに対して、子どもたちのエネルギーが切れてしまうことはないのでご安心ください。
パワーコース
パワーコースってなに?
ファンデーションコースではフォニックスを勉強し、勉強中の文章に出てくるキーワードの読み書きを学んでいますが、本当の意味で『読んで理解する』や『言いたいことを読み手に正しく伝わるように書く』などの力をつけるには50分間では難しいものがあります。そこで生まれたのが、語彙を増やし読み書き能力をより確かなものにするパワーコースです。
難しそう。英語を嫌いにならない?
難しいから、苦手だからやる、といった学校でいう『補習』のイメージではありません。確かに、読むのがあまり得意ではないという理由でパワーコースを受講し始めた子もいます。ですが受講後は楽しんでいる生徒さんがほとんどです。なぜなら不得意なものを得意にするから。ある程度続けると、学年の標準レベルに追いつき、そして追い越すことだってできます。そうなるともう自信がつくし、自信があるものはますます好きになるという好循環です。さらに、読むスピードが間違いなく高くなるので、学生が学校や試験で最も苦労する長文問題にも力を発揮できるようになります。
英会話教室なのに、読む能力はそんなに大事?
英会話力を伸ばすためには、聞き話し能力を優先的に伸ばす必要があります。しかし、せっかく生きた英語を習っているのだから、会話をするために必要な語彙力をしっかりと身に付け、複雑な会話をより長く続け、自分から話題性を広げていけるようになりましょう。会話に必要な語数は3000~5000語と言われています。これは週1回のレッスンだけで身に付けるのは非常に難しい語数です。また、新しい単語を自分のものとして使えるようになるには、平均で10回その単語に出会わなければならないと言われています。単語リストを10回復習した、という意味ではありませんよ。先生が話しているときに使った(1回め)、洋画を見ていて耳にした(2回め)、本の中に出てきた(3回め)、新出単語としてEFLで習った(4回め)、別な本を読んでいたら出てきた(5回め)…といった感じです。このように、本を読める子なら、何度でもその単語に、しかも前回とは違う文脈で出会うことができたりして、定着が早まっていきます。上手に読めるようになると、スクールに来る以外にも、自力で本やインターネット、洋画などを楽しめるようになりますね。楽しいことはどんどんしたくなり、それがひいては将来の会話能力を助長していく。良いこと尽くめですね。
どんなレッスンをするの?
本、カード、アプリなどの教材を使って、自分に必要な能力を集中的に伸ばすことの出来る個別学習です。大きくなると、中学校の英語の授業で出てくる単語リストを勉強したり、ブックレポートや日記なども書くアクティビティが入り、レベルによって行う内容は様々用意されています。先生が1人1人のレベルに合わせた教材を準備しますので、学年の途中からでも無理なく始めることができますが、始めるからにはある程度長く続けてしっかり成果を出せるよう見守っていただきたいと思います。
いかがでしたか?目標やライフスタイルに合わせて受講できるコース、大変人気です。ご興味のある方はぜひお問い合わせくださいね。