10年目ニセコライフの晩秋に思うこと
投稿日:2018.11.27
今年は自然災害が多く、こちら北海道でも胆振東部地震が起こり、被害を受けられた方々みなさまに心からお見舞い申し上げます。ニセコでは停電もすぐ解除され日常の生活に戻りましたが、まだまだ通常の生活を送ることができない方々もいる事実に心を痛めています。一刻も早く心が休まる環境が来ますよう願っています。
ふとカレンダーを見ていて、ニセコに移住してから10年目に差し掛かっていたことに気がつきました。
この10年で、自分の人生が劇的に変わったのは子供が生まれたことだろうとつくづく実感しています。
マイペースに生きていた自分が、良いお母さんになれる気配もないし、子供のお手本になれる人間である自信もなく(笑)、実感がわかずここまできてしまいました。
EFLで働いていたときに、あるお母さんが「我が子には、自分を反面教師にして生きていってくれればいいと思ってる😆」とお話されたことを励みにここまでやってきました(笑)。
口達者で感受性豊かな7歳の娘と、頑固でこだわりの強い5歳の息子に鍛えてもらいながら、徐々に私を親として育ててくれているんだ、と感じている日々です。
上手く世の中はできているもので、お腹の中で9ヶ月赤ちゃんがいることを体感して、出産。
生まれてすぐに走り回られると辟易するかと思いますが、1歳くらいまでは身の回りのお世話をしながら、赤ちゃんの泣き方で今何を欲しているのかわかるようになり。少しずつ、母親にさせていってくれるんだなあと思います。
初めは、反応が返ってきたり離乳食をたくさん食べたりしてくれることを喜んでいたのに、年を経ていくごとに期待度が高くなり子供達を頑張らせすぎていないかと葛藤したり。子供達は、親の色んな感情を引き出してくれる天才です😆
確かに勉強やスポーツはできないよりできた方が将来のオプションが広がるような気もしますが、何よりも自分の個性を受け止め、人の立場に立って考えることができる人間力を持った大人に育っていって欲しいと願っています。
世の中では色んな事件やニュースがあり、虐待や戦争、災害などで子供達が犠牲になった事件を聞くと本当に悲しく心を痛めています。
自分に何ができるんだろう、大事なことはその実態から目を背けず向き合うこと、他人の問題として扱わない。自身を振り返りながらも周囲や地域の子供達を見守っていく意識を持ち続ける。そんなことくらいしかできないのがもどかしいです。
世知辛い世の中に産み落としてしまったなあと思うこともしばしばありますが、現実に向き合って受け止めて歩んでいきたいと思います。
長くて寒い冬が訪れようとしていますが、みなさまの心が少しでも穏やかに日々を過ごせますように。
ジェットコースターのような夏でした!
雨がたくさん降った日もあったけれど、
ニュージーランドのおじいちゃん、おばあちゃん、親戚が来日したり
恒例の夏祭り。
水遊び。
運動会。
これからもパワフルな子供達を見守っていきたいと思います。
ライター:元受付スタッフMayu
EFL創立のかなり初期段階に勤務していた伝説の受付。現在の受付スタッフにとっても憧れの、まさに伝説of伝説。ドラマチックな人生を送るお姉さまです。退職後もEFL愛はとどまることを知らず、遠くニセコから、ぬくもりあふれるメッセージを送ってくれます。